息子の暴力で悩んでるなら一歩踏み出してみませんか。
子供の家庭内暴力、ひきこもりが最近のニュースに取り上げられることが多く感じます。
我が家も中学生の息子と不登校経験にある娘がいますので、他人事ではありません。
娘も一時期、暴言と暴力が酷かったことありました。
親は周りの目を気にしてを子供の暴言暴力を隠します。
何とか家庭内で解決しようと本を読んだり、ネットで体験談を読み漁ります。
これは家庭内暴力だけでなく、不登校、ひきこもりについても隠すのです。
さすがに、暴力が突然止まることは困難です。
厚生労働省のホームページで検索すると
家庭内暴力専用はありませんが
相談してほしい。
そもそも、どうして家庭内暴力が起こるのか
自分の息子が暴れる理由はなんなのか知りたい。
依存と暴力
子供の家庭内暴力は配偶者の暴力とはまた少し違って、血のつながりからくるものなので、どうしても逃げることはできません。
親が家庭内暴力に怯え、悩んだあげく子供を置いて家を出てしまう気持ちは理解できます。
しかし、子供は親から捨てられたと思い込んで余計に自暴自棄に追い込んでしまうのです。
元々の原因に多いのは過保護や過干渉と言われています。
また、放任と過干渉の繰り返しで起こる場合もあるのようです。
そうなると、子供は親に依存してしまい、愛情を確かめるように暴力やお金など親を自分の家来のように言いなりさせようとします。
暴力は依存相手に振るうのです。
何か思い当たることはありませんか。
例えば、子供の幼少の頃から口うるさく躾をいう理由で支配してませんでしたか。
また、溺愛のしすぎて子供は自分は何をやっても許されると思い勘違いし、親を支配し、親もそれを受け止めていたなど。
思春期になると子供は気づきます。
自分がこんな人間になったのは親のせいだと。
ここから家庭内暴力が始まるのです。
タイプ別の特徴
- 優等生挫折型
- 溺愛、愛情不足型
- 発達障害型
- 精神病型
優等生挫折型
よく優等生タイプと言われている子で、思春期まで親の言う通りにしてきた子供が成績不振や受験失敗などの挫折がきっかけで暴力が起こるケース。
周りからは成績も良く、おとなしくて真面目。完璧主義でスポーツや習い事も一生懸命にやっている子供に起こりやすいと言われています。
溺愛、愛情不足型
子供は親に愛されることで安心して自立することができますが、愛情不足が原因で満たされない感情が暴力に変わること。
そもそも親の離婚、別居は子供にとって深い傷を負っています。
そこに愛情を補ってあげれば傷は癒されますが、子供の心に寄り添うことができないでいると親や祖父母に強く依存してしまう可能性があります。
発達障害型
広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)が原因で自分の思い通りにならないとパニックを起こし暴力をふるうこと。
精神病型
統合失調症や妄想性障害などの精神疾患が原因で起こる暴力の場合。
統合失調症|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
予防と解決策
子供の家庭内暴力に危機感を抱き、諦めない気持ちが解決に導くと考えます。
もしここで、解決しようと行動しなければ親が死ぬまで暴力は続く恐れがあります。
ひきこもりから家庭内暴力に至ったケースは深刻の場合が多いです。
産まれてから思春期、成人になるまで長年蓄積されてきた何倍もの労力や忍耐が必要です。
先に述べたように親が逃げるのは簡単ですが解決にはなりませんよね。
見ないようにしてきたツケが今になって表れてきた場合は相当な覚悟で子供を助けましょう。
予防
子供が幼少から小学校低学年であれば、子供の言いなりにはならないこと。
子供の自立を目的として見守る子育て、過干渉をやめること。
これは今すぐにでも実行できますよね
解決策
精神疾患の場合は治療することで改善するケースがあります。
もちろん、薬を使いたくない方もいるとおもいますが、苦しいのは本人も同じなんです。
地域の相談窓口に電話してください。
子供が悩んでる、親が悩んでる、どのような場合でも窓口が用意されています。
子供の家庭内暴力が専門の窓口はありませんが、口に出して相談することです。
決して隠すことではありません。
大丈夫です。
ひきこもりや家庭内暴力は自然に治らないので医療機関、相談窓口を通して治療していくのが笑顔を取り戻すための一歩になりますように。