NAOKANOBLOG

子供の不登校と学校、PTAのことについてのブログ

母子分離は治ります

母子分離不安とは名前の通り、母親と離れることを極端に嫌がり、強い不安が恐怖となってくる状態のことです。

 

幼稚園や保育園の初日にお母さんと離れることを察知した子供が大泣きして暴れることを経験したことありますよね。

 

まさしく、あの状態が母子分離です。

 

私の娘は小3から不登校を経験しました。

 

そのころから彼女の母子分離が強く出てきていましたね。

 

娘は生後3ケ月から保育園に通い、赤ちゃんだったこともあり初日に多少の大泣きはありあましたが、離れることが大変だった記憶はありません。

 

逆に中二の息子は三歳で保育園に行き始めましたが、初日は大暴れして心を鬼にして私は息子から離れました。

 

 

母子分離が表れる原因

  • 不登校
  • 親の離婚
  • 身内の死や病気
  • 転校
  • ペットの死
  • 親の子供への依存

不登校になる少し前くらいから、

 

娘は私に「ママ、家にいる❔」「私が帰った時、出かけてないよね❔」

 

こんな質問が増えていました。

 

その時は気にしてませんでしたが、

 

不登校後に思い出すと、確かに何度の確認するように聞かれていました。

 

不登校になったら、トイレに行くにも、二階の部屋に用事があるときも私が付いていきました。

 

でも、小5の現在は、怖いテレビを見た後とかじゃない限り、一人で行けるようになりました。

 

5分も一人でいられなかったけれど今は1時間くらいなら留守番もできるようになりました。

 

あとは、親はもちろん、子供にとって近い存在のおじいちゃん、おばあちゃんの死や病気は子供の不安を大きくさせます。

 

今まで一緒に心の底から愛していた存在がなくなる恐怖は大人でもあります。

 

ペットも同じなんです。

 

親の離婚も子供にとっては本当に辛い出来事なんです。

 

私が小学生のころから両親は別居をしました。

 

もちろん、毎日喧嘩するほど崩壊している夫婦が離婚しないでいるのも子供には悪影響かも。

 

引っ越しや転校も、小さい子供には苦痛でしかないですもの。

 

かといって以上のことが悪いことではないですよね。

 

どんな辛い人生も経験。

 

避けて通れはしません。

 

自分の状況に当てはまるものがあっても決して落胆しないでください。

 

親が精神的に落ち込んでいるのはよくないですから。

 

また、親の不安が子供に移るってこともあるんです。

 

よくあるのは、親が子供に相談をしすぎるパターンもちょっと危険かな。

 

親が子供に弱音を吐き出しすぎちゃうと、子供は親に対し不安が募ってきちゃいます。

 

「お母さん大丈夫かな」

 

「お母さん自殺とかしないかな」

 

1人でいると母子分離不安が出てきて、お母さんから離れることに不安が生まれます。

 

 

母子分離に年齢は関係ありません

 

幼少期に母子分離が出たお子様だとその後は母子分離にはなりにくいと言われています。

 

娘のように保育園初日に大泣きして暴れてってことがない子だと、小学生、中学生、高校生、また成人してからも起こる可能性があります。

 

大人になってからの分離不安の治療や対策は大変難しいと思われますが、ここで諦めるわけにはいきません。

 

そのため、大人になってからでも親の悩みごとを子供に常日頃から聞いてもらうのは止めたほうがよさそうです。

 

相談や弱音は誰でも言いたくなるものです。

 

その場合はカウンセリングなども上手に利用するといいかもしれません。

 

 

 

 

母子分離の対応

母子分離の治療はクリニックに行けば完治するものではありませんよ。

 

簡単です。

 

本人が納得するまで充分に甘えさせること。

 

トイレだって付いて行ってください。

 

二階に行くのも一緒に行ってください。

 

子供と四六時中一緒に過ごしてください。

 

不安を取り除いてあげればいいのです。

 

何ケ月かかるか何年かかるかわかりません。

 

ちなみに娘は2年かかって1時間の留守番ができるようになりました(笑)

 

子供の成長をこんなに感じることができるなんて幸せ~

 

 

 まとめ

 

始めて母子分離という言葉を聞いた時、私は母親失格だと反省ばかりしていました。

 

こんな自分が情けなく、子供のために生きてきたつもりが全て間違いだったと気づきました。

 

娘への愛情は方向性を変え、娘に不安を与えてしまったのかもしれません。

 

それでも、こうやって1時間の留守番ができるようになったのは私が変わったからなのだと思います。

 

子供に自立を促すのを目標に、過干渉はやめ、自分の好きなこと夢中になること。

そこまでくるのに時間は必要でしょう。

 

そして、子供が安心できるようになれば母子分離は自然に治ります。

 

長い目で見守る、それだけで十分です。

 

 

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