冬休みあけ、子供が不登校になっても焦らなくてもいい
冬休みも後半となりました。
不登校の子供たちが宿題をやらないことは何度も述べていますが、
親として、学校や勉強にどう向き合わせるか悩むのは当然です。
不登校の子供たちの多くは勉強も宿題もやりません。
その現実を受け止められない親はなんとかして自宅学習でもさせたいと躍起になるものです。
しかし、対応を間違うと子供は完全にひきこもり状態となる可能性もあるので慎重に考えなければいけません。
行き渋りは怖くない
学校への行き渋りが始まると大抵の親御さんは何とかして子供を学校に行かせようと必死になります。
ここで道が分かれてくるのですが、なかなか気づく親御さんは少ないでしょう。
そこで、親に理解されなかった子供は不登校になるケースが多いのです。
その後、小学校高学年、中学生は昼夜逆転に陥り、だいたいはゲーム三昧となります。
また、低学年だと工作など好きなことをずっとしている場合が多いのではないでしょうか。
でも、全然平気ですので焦らなくても大丈夫です。
- 好きなことをやらせてあげること。
- 逃げ場を作ってあげること。
行き渋りの際に強引に学校に行けせようとする親の行為に子供は絶望に陥ります。
味方だと思っていた親が子供の訴えを押さえつけるように否定すること。
これが子供にとってはショックなんです。
子供の心が折れそうになっているのに「学校に行け」だなんて言わないでください。
3学期は不登校には最適
万が一、冬休み明けから不登校になった場合、対応次第では新入学からは再登校可能です。
新しい学年、クラス替えなどで学校に行ってみようかなと思えるきっかけになるからです。
短い3学期の間に不登校になっても気にすることはありません。
30日以上欠席が不登校扱いになることで困るのは学校側なだけで、子供自身が困ることは一切ありません。
もちろん、休んでいる期間の勉強の遅れはいくらでも取り戻せるので気にする必要もありません。
不登校を長引かせないための親の行動
始業式当日、あるいは翌日以降に子供が学校に行けないのなら
とりあえず休ませましょう。
- 小学校低学年なら休む理由を全て先生に伝える
- 小学校高学年以上なら子供に休む理由を決めてもらう
- 中学生も子供に休む理由を決めてもらう
ここでの親子でも会話はいたって平常心を心掛けてください。
低学年は自分でも休みたい理由がわからないので、そのままの様子を先生に伝えることがいいでしょう。あまり、休みたい理由を問いただすのは子供自身をかえって悩ませて苦しめることになります。
高学年以上だと思春期も突入している場合も考え、
優しく話し合うことが望ましいです。
具合が悪い、熱が出てるなどでも構いませんが季節によってはインフルエンザを疑われ病院をすすめられるかもしれないので、頭痛腹痛が最適かと思われます。
1日休むと案外ケロっと翌日は登校する可能性もあるので
「欠席」に対して神経質になる必要はありません。
まとめ
共働きの家庭も多いので子供が休む場合はお母さん、お父さんの負担も大きくなります。
ここはとりあえず、働き方改革を上手に利用して休むこともいいのではないでしょうか。
平日に子供と一緒に過ごせるなんて幸せです。
親が一緒に休んで一緒にいてくれたことを子供はどれだけ嬉しいか想像してみてください。
一緒に外出したり、散歩したり、子供との触れ合いの中で悩みをボソッと伝えてくれるかもしれません。
休むことは悪いことではないのです。
学校は休んではダメという固定観念が邪魔をしています。
笑っている子供をずっと見ていたいですね。