カウンセリングで生き返る
先日、教頭先生に嫌なことを言われたことを書きました。
その日、スクールカウンセリングを1度は断ったのですが、
教頭先生のことがモヤモヤして、カウンセリングを受けることにしました。
結果、話すことができて良かった。
教頭先生に言われたことも伝え、聞いていただけたこと、共感してもらったことで私の心の中がフワッと軽くなったのです。
そうです、話すことでサッパリしたのです。
不登校の子供と一緒に日過ごしていると知らず知らずのうちにストレスが大きくなってしまい、上手く解消しないと頭がパンパンになってしまいます。
24時間子供と一緒にいることは本当に幸せです。
しかし、不登校の子に対し親は腫物に触るように接していることもあるので気力体力が結構消耗されるからです。
カウンセリングは親が変わるために必要なものの1つなのかもしれません。
このストレス、そもそも感じなければ問題ないのかもしれないですよね。
不登校児は家にいることで本人が不安でいっぱいになっているわけで、わがままを言い、思い通りにいかなければ暴れたり、暴言で親を罵倒したり。
これを我慢することでストレスとなる。
だったら、受け止めても気にしないことがいい。
もちろん、私もすぐに許すことができなく、なんでも私のせいにしたり、叩いてくることにいちいち反応して喧嘩していました。
でもある日、ある方のブログで不登校児の発言に毎回怒っていたら体が持たないから、気にしないことが1番いいと書いてありました。
何度もそのブログを読んではいたものの、半信半疑の状態で即実行はしていなく、最近になり読み返したところ私の中にスーッと入ってきたので試したころ、とても気持ちが楽になり喧嘩になることも少なくなりました。
小3の娘を観察していると自分の思い通りにならないと私に怒りをぶつけてきます。
かと言って思い通りにさせることは良くないこともあるのでそこは以前と変わらず出来ないことは出来ない、買えないものは買えないと伝えています。
そこで、いつもだと私も怒り爆発で二人で言い合いになっていましたが、今は出来る限り娘の怒りに共感することで癇癪もだいぶ治まるようになりました。
それでも毎日何かしらで「ママのせい!」と理不尽に私に当たってきます。
そんな時、私は心の中で、娘は苦しいんだね、いっぱい考えてるんだね、と思うようにしています。
見ていると本当にもがき苦しんでいるのだと感じるからです。
親の目線を変えてみてください。
自分が不登校だったらと想像すると、娘の気持ちがわかるようになった感覚になります。私の気持ちも優しくなるようです
実際、まだ不登校を克服していませんので大きな声では言えませんが親の気持ちが少しでも軽くなること間違いなしです。
不登校を克服するために
娘が5月の連休明けに頭痛と腹痛を訴え、そのまま不登校になって30日近くになったころ、急に教頭先生が話かけてくるようになりました。
気にかけてくれていると感じることもあり、嫌な気分ではありませんでした。
しかし、ある日の朝、悩んで結果校外学習を欠席する旨を学校に電話したあと、わざわざ教頭先生から折り返しお電話をいただきました。
その日はカウンセリングの先生の来校予定日でもあり、受けられるかの確認でもありました。
娘は家で留守番ができません。母子分離不安でもあり私から離れられないからです。
私だけのカウンセリングだし今回はお断りしたのですが、それに対し教頭先生は私の家庭の事情を聴く耳も持たず罵倒とも取れるような言い方で家庭批判されたように解釈しました。
お父さんとお母さんが娘の為に同じ方向に向かっているのか、カウンセリングや経験豊富な先生など色々な方の意見も必要。お母さんだけ取り組むのは良くない。
夏休み前に学校とお父さんお母さんとで話し合いをして対策を取る予定だとか。
今まで、大丈夫ゆっくり休ませてあげてと担任の先生に言われていたのに、突然教頭先生が割り込んで一気に責められているようで、電話をしながら涙をこらえていたくらい悔しい思いをしました。
電話を切ったあと私は涙をぬぐいながら怒りがこみ上げてきました。
次回に続く
不登校の原因は内向的だから?
不登校の小3の娘。
小6の兄は普通に学校行ってます。
息子も娘も性格は似ていて内向的です。
息子が娘と違うことは、私がずっと仕事をしていたため放課後教室に1年生から行っていて、小3になるころには一人で鍵を開けて家に入ることはできていました。
内向的でも小さい頃から悪いことは許せない正義の味方タイプで、友達が悪いことをすうると注意する子です。
逆に真面目すぎることが少し不安もあり友達にいじめられたりしないかなあなんて思っていましたが特に問題なく過ごしてきました。
体が細く、身長も一番低いですがクラスの1番大きい子がいじわるしたら向かっていく男らしい態度に私も驚いていました。
先生も何をしても息子はぶれない子だと信頼して頂くことが多く頼もしく思っています。
娘も、内向的で真面目。
無理をしていたことで学校生活が疲れてしまったのかもしれません。
不登校を引き起こすものとは
- 家庭環境
- いじめ
- ゲーム、ネット依存
- 成績不振
- 交友関係
- 学校の先生とのトラブル
家庭環境
家庭環境の原因が大きな要因の1つと言われています。
虐待、ネグレクト、放任などは思ったより多いのはないでしょうか。
娘の場合は不登校当初、教頭先生に家庭の問題について指摘されたことがあります。
「旦那さんの協力が必要なんですよ」の内容に傷つきました。
実は私の旦那さまは難聴で、普段補聴器をつけています。
子供のころから難聴だったらしく、私と出会ったころは会話に困ったことはなかったのですが、ここ数年はだいぶ聞こえなくなってるらしく会話も通常の声でも出来ません。
こうなると、大きな声での会話は場所により出来ないこともあり、あまり細かいことは話せないのです。
でも、そこが原因とは思っていません。
娘はパパが大好きだし、コミュニケーションは問題なく取れているように思えます。
確かに私は口うるさいので、そこは気を付けなければいけないと反省してます。
いじめ
いじめは永遠の課題でもあります。
多くの子供たちは、このいじめに悩み苦しんでいます。
そして、子供は親にも先生にも言えないのです。
ここで大事なことは親である私たちが子供の様子を見逃さないことであると考えます。
「ただいま」「おかえり」のやり取りの中に子供の声でいつもと違う様子が見えてくるものです。
元気がない、表情が暗いなどはここで気づけると思っています。
もちろん、共働きのお家であれば「おかえり」は言ってあげれなくても、逆は言えますよね。
お母さん「ただいま」
子供「おかえり」
何気ない子供とのやり取りを大切にしたい。
子供は何かしらのサインを出しているのです。
ゲーム、ネット依存
今は子供でもスマホは当たり前に持ってますよね。
娘も息子も今の時点ではスマホは持たせてませんが、息子はゲーム機で毎日遊んでます。
このインターネットの普及で昼夜逆転が問題視されていますが、個人的な意見としてこれからの時代であれば逃げることはできないし、それどころかどんどん新しい物へ移行していかないと取り残されていくでしょう。
不登校がゲームやインターネットが直接的に関与しているわけがありません。
そもそも、学校に行きたくないとか悩みがあるからゲームなどに現実逃避しているのです。
ゲーム楽しいですものね。
熱中できるものがあるなんて素晴らしいと私は思えます。
成績不振
今まで成績の良かった子が突然成績が落ちて、学習意欲が低下すると不登校になるケース。
そして、不登校になっている間は全く勉強しなくなります。
しかし、これに関しては勉強の遅れを気にすることはありません。
極端に言うとやる気スイッチが入ると2.3年くらいの遅れなどいくらでも取り戻せるからです。
やる気とか集中力は心が苦しいと言っている人間には勉強を強要できません。
それを受け止めて見守るしかないです。
復活するまで1年なのか、2,3年になるのか人それぞれなのでゆっくり待つのみです。
交友関係
悪い友達との関係が不登校になるケース。
最近はあまり原因となることは少ないのではないでしょうか。
悪い友達に流される子供は何かから逃げたいという思いから足を踏み入れる世界なんですよね。
これも直接的な原因とは考えにくいと思います。
学校の先生とのトラブル
これは多々ある原因と思われます。
先生の何気ない言葉に傷ついて不登校になる。
また、学校の雰囲気や教育方針への反発もあるでしょう。
この人間関係のトラブルほど解決できない問題かもしれません。
原因は結局のところ誰もわからない
娘の引っ込み思案なところも小さいころの私にそっくり。
私も小2のころ学校に行き渋りでしたが小3に担任が変わったことで毎日登校していたようです。
記憶がないので、どうして学校に行きたくなかったのか覚えていないので娘の気持ちに寄り添うことができないのが申し訳なく思います。
今思うと原因なんてなんでもよかったのかもしれません。
私の母は朝から夜遅くまで仕事をしていたので淋しかったです。
これしか記憶にありません。
そのことが今でも私の心に存在していることも原因の一つだと今なら思います。
子供のころのほんの数年や数か月の不登校は一生のうちのほんの一部です。
私にとって小学生の頃なんてつまらない日々でしたが今は何も困りません。
そんな立派な親でなくてもいいんです。
つまづくから面白い人生なんだ。
そのあと起き上がればいい。
失敗してもいい。
挫折したほうがいい。
忘れ物したっていい。
自分を許して身軽に生きていきたい。
子供の気持ちが晴れるまで一緒にいよう。
私はもう一度子育てをやり直すことにします。
日々変わる親の気持ち
学校にいかなくなって2週間くらいして、算数のわり算がわからなかったと話してくれました。
4月から授業中はボーッとして先生の話が耳に入ってこなかったらしく、わり算も理解できずにきたのだと。それであれば、ママとやってみようとなり、案外すんなり解けて自信がついたように喜んで数日は計算を集中して行っていました。
それも3日坊主で終わりましたが苦手なものをクリアしたときの娘の喜びを見て、これは学校行けるかも?と安易に考えていましたがそんな上手くいくはずもなく・・・
最初は休んでる間に3年生の勉強全部終わってしまったらいいかもって娘と盛り上がり理科にも取り掛かりましたが途中わからないところでつまづき、それ以来理科も社会も教科書も見ることもなくなりました。
やはり集中力が短い子供には一人勉強はなかなか難しいですね。
「まだ3年生、もう3年生」
どっちなんだろう?口は達者ではありますが・・・
不登校になって最初の1ケ月は精神的に辛く、毎日毎日泣
いていました。
娘の前でボロボロと。それを見た娘もボロボロ。
2ケ月目に入った今は比較的安定して、学校に行かせようと口にすることはないですが、行かせようと必死に自分が変わろうともがいています。
自己肯定感なんて言葉が多く出てくる不登校問題。
子供を変えるのではなく、親が変わればいいと言われる。
親が自分を認めること、自分を褒めること。
簡単そうで難しい。
それでも何もやらずにはいられないから今日も考える。
過干渉をやめること、子供の話しを聞くこと、自分の意見を言わないこと。
娘のためになんでもやってみようと思う今日この頃です。
ハムスターが助けてくれるかも
そんな不登校のある日、周りからのススメもあり飼育が簡単なハムスターを飼うことにしました。
私は動物全般苦手なので一生動物は飼わないと思っていました。
しかし、事態は変化します。
娘のためだけにハムスターを飼う決意をして購入しました。
ジャンガリアンのメスで全身ホワイトのハムスターを彼女は選びました。
動物は好きなので前々から犬か猫が欲しいと言っていましたが、苦手な私は頑として拒否していたのです。
そんな私の気持ちを動かした娘の不登校。
このまま黙ってみているわけにはいかない、そんな気持ちから何か変化を求めてハムスターを飼うことにしたのです。
最初のうちは、ゲージの掃除やえさやり、水入れをしていましたが、そのうち掃除はしなくなりました。えさと水だけは入れ替えしてますね。
ハムスターが家にやってきて1ケ月、大きな変化はありませんが、娘が思った以上に愛情をもって世話していることに驚きです。
娘は親になったのでしょう。
話しかけている様子はお母さんそのものです。
また次回。
子供の気持ちを変えたい
小3の娘が学校を休み始めて数日後から近くの公園を散歩し始めてみました。
運動が嫌いな私にとって散歩でも辛いものです。
でも、そうも言ってられないと自分を奮い立たせ、今が頑張るところだと言い聞かせ2週間ほど天気のいい日は毎日2,3時間を散歩しました。
娘は自転車でしたがスポーツ広場や競技場でもあるので広く飽きることなく続けられました。
しかし、2週間ほどたって雨が続くようになって散歩を休むとなんとなく面倒になり止めてしまいました。
娘は行きたいようでしたが、これを無理して毎日続けていたら私が倒れると思い無理することを止めたのです。
それに、いくら散歩が不登校児にはオススメと言われても当の本人が一向に改善する兆しがないようだったので....
今思い出すと散歩していた時は歩きながらでも休憩していた時でも常に娘の気持ちを聞き出そうと躍起になっていたようでした。「気持ちいいねえ」なんて話すと娘は自分のことや学校にいけないことなどたくさん話してくれました。
確かに緑を見ていると解放感がたまらなく気持ちよく、涙を流しながらお互い話しました。
でもそれだけで明日から学校に行くなんて言うわけもありません。
期待すればするほどショックは大きくなります。
でも気持ちが変わるかもしれないと期待するのです。
焦っていました。毎日、少しの時間も無駄にしてはいけない、なにか気持ちを変えたいと常に考えていたのです。浅はかな自分が今思うと情けなくなります。
勿論、まだまだ不登校ですから偉そうなことは言えませんが、いつか克服して継続登校ができるようになったら堂々と語りたいものです。
また次回。
スクールカウンセラーの役目
突然の娘の不登校で親として失格したように落ち込みました。
そんなある日のこと、スクールカウンセラーの存在を忘れていた私は、知人に勧められて即学校に予約をお願いしました。
私はスクールカウンセラーに相談すれば適格な解決策が見つかるものだと勝手に思い込んでいたのです。
実際は、初日だからなのか私が主導で娘の様子を話していて、私が質問したことにカウンセラーの先生が答える流れで1時間半の相談は終わりました。
こんなものか、少し期待はずれだったかもというのが感想でした。
初日なので先生もはっきり言えませんが、母子分離不安なのではないか、とりあえずゆっくり休んで様子を見ながら勉強のことを娘と相談、短時間での登校、私の仕事を続けていいものかの3つを一気に言うのではなく機嫌のいい日に一つずつ話していくと原因や解決策がわかるかもしれないとのこと。
意気込んだ私はやる気満々で行動を起こすことに・・・
そんな簡単に上手くはいきません。
カウンセリングは相性もあるし、絶対ではないことにここで初めて気づいたのでした。
カウンセリングは不登校の親の為に行うことが多く、子供本人との相談もいいのですが
不登校の場合はカウンセリングは親と行い、子供の対処を模索し実行していくのが王道のようでした。
何も知らない自分にいかに不登校が他人事のこととして過ごしていたかを痛感しました。
まさか自分の子供が「不登校」になることを誰が予想していたでしょう。
みなさんも同じではないでしょうか。
子供と向き合う時間は本当にこれからなのだと、子供のことを知っているようで何も知らなかったことも、子育てはここから始まります。
また、次回。