分散登校でも、娘の不安は消えない。
地方に住む我が家の小中学生2人の分散登校が、5月11日から始まりました。
学年ごとで2つに分けられ、1日おきの登校です。
娘は相変わらず、登校前日はソワソワドキドキで過ごしております。
ランドセルの中に持ち物を準備しながら、”社会の教科書がない” とか”下敷きがない”とか家じゅうを行ったり来たり。
今日は、ちょっと真面目に私たち家族が不登校と一緒に生きているという今を書いてみます。
不登校だった娘が学校に行く理由
不安を消すため
娘の言い分は、1日おきの登校より毎日登校の方が慣れるから不安は少ないそうだ。
行けば行ったで”楽しかった”って言うけど、行く前の緊張は半端ないらしい。
じゃあ、学校休めばいいじゃん!!
けど、学校を休むと次の日がもっと不安になるから休むことはしたくない。
それも理解できる。
休んだ日に勉強が進んで、自分が遅れることも極端に嫌がる娘。
先生にほめられたい
親がほめるのとは違うのだ。
先生にほめられたい願望が強い。
「ママにほめられたいんじゃない!先生にほめられたいの!」
今は、先生やクラスメートに認められることが彼女の目標なのだ。
目立ちたいから
私から見て、娘は目立ちたがりでプライドが高い。
学校では、おとなしい性格を装っているけど、責任ある仕事を任せられると嬉しそうです。
委員長とかやりたくないと言いながら、立候補するタイプ。
すごい!!
同性からは嫌われるタイプっぽい(笑)
しかし、彼女はそんなのお構いなしと考えているのではないだろうか。
嫌われることを恐れていない気持ちが読み取れる。
不登校を克服した娘の変貌
不登校は家族を変える
3年生の5月に不登校を経験して以来、現在6年生に至るまでの娘の変わりようは親の私から見ても明らかに驚くものがある。
当たり前の成長だと言われればそれまでだが、個々の成長は違って当たり前。
留守番もできない、1人で家にいることもできない娘は大人になった。
そんな単純なことではなくて、娘の頭の中に自分の生き方は自分で決めるという自立心が大きく成長したからだと私は考えています。
ここに至るまでの3年間は主に私と娘の闘いであり、見守る父親と兄。
私と娘の感情がぶつかりあい、気を遣うことなく常に言葉で闘ってきた。
不登校克服のために読んだ本は正直一つも当てはまらないと今は言えます。
けれども、不登校に関しての本は絶対読むべきです。
いろんな人の不登校は本当に勉強になるし、不登校で悩んでいる人がいることで安心になる。
娘に遠慮していた3年生のころ。
たぶん、5年生の後半から娘は自立した。
そう、私が娘に遠慮することを辞めたから。
私が笑っていると、息子も旦那も平和な様子(笑)
自分に自信がある
勉強もクラスで上の方にいる彼女は自分に自信があるようです。
学校にも家にも居場所ができたことも大きい。
彼女は自分の考えを言うようになってから、どんどん変化していきました。
授業中に答えがわかっているのに、手をあげる勇気がなくて、何度も後悔したこと。
先生にほめられたい彼女にとって、正解率の高さも重要だしクラスメートから一目おかれたいのだ。
先日、こんなことを言っていました。
不登校から復帰後、長い間、クラスメートから冷たい目線を感じていたから悔しくて悔しくて勉強頑張ったということ。
彼女は自分に自信を持つことで居場所を作ったのかもしれない。
まとめ
親だからこうしようと、親だからしっかりしないと!!とは考えなくなりました。
いたって、自然で。
ただ、一つ、とにかく余計なことは言わないと毎日自分に言い聞かせています。
これが1番難しい(笑)
自分の意見を自慢気に言う私を、娘が一喝してくれます。
”ママ、そんなこと聞いてないから!”
親は何もできないから見守るだけで十分。
親が心から笑っていれば、なんとかなるのかな。