不登校は突然やってくる
小4の娘は小3のゴールデンウィーク明けから不登校を2度の不登校を繰り返して、現在夏休み明けはなんとか登校していました。
「学校に行きたくない」は突然やってくる
前兆を見逃しました
私は前兆がない不登校はないと思っています。
突然、不登校はやってくると勘違いしてるのは親だけかもしれません。
子供は親にアピールしてます。
普段の子供の様子を見ている親は子供の何気ない変化に気づきます。
そうです、私は見ていなかったのです。
そして、彼女は月曜日休みました。
休むことは悪いこと?
でも、朝に娘は「学校に行きたくない」とハッキリと言いました。
うんうん、行きたくないかーと私。
ここまでは休まないだろうなあと思っていましたが今回は本気でした。
娘は「先生が迎えに来るかもしれないしー( ノД`)シクシク…
ママ、先生に迎えに来ないでって言って」
私は学校に行けとは言えませんし、休んでいいと思っていたので特に反対することもなく学校へ電話しました。
先生:昨日何かありました?
私:今回は特に何もなくて~月曜日なんでね~
先生:学校に来ちゃえば楽しそうなんですけどね~
私:それで明日は行くと言ってるんで今日は休ませてください。
先生:わかりました。明日待ってます。
細かい会話は省きましたがこんなやり取りをして電話をきりました。
ちょっとウソをついて娘は明日行くとは言ってなかったのですが(笑)
今の担任はとっても明るいベテランの女性教師です。
ハイテンションで盛り上げようとしているのも理解できます。
今にも迎えに来そうな雰囲気だったので、とっさに明日は行くので勘弁してほしいとの想いでウソをついたのでした。
学校に連絡したあと、ホッとした娘と二人でNHKの「あさイチ」の不登校特集を見ながら1年前の不登校の始まりの思い出話をしたりしてだらだらと一日を過ごしました。
理解を得られないもどかしさ
夏休みが終わるこの数週間はNHKでも不登校や自殺などの特集がたくさん放送されていて出来る限りは録画して見てはいましたが、これだけ不登校が増えてきても周りの偏見はなくならないですよね。
事実、ベテランの担任の先生でさえ「学校は来るもの」「来てしまえば楽しく過ごしている」
「頑張ろう!」「大丈夫!」などその場限りの言葉で解決しようとしてるのを見ると、日本の不登校問題は家庭だけではなく学校に関わる人たちには正しい情報や指導方法を勉強しているとは思えない反応です。
前から切実に思うのは不登校は経験した人や家族にしか理解できないのではないかということ。
いまだに学校に行かないと将来はないと本気で思っている人たちが想像以上に多い現実。
いくらテレビに放送されても他人事。
これは私もそうでしたから「大変だな~」って。
自分の子供がこの不登校になるなんて1ミリも考えてもいなかったし、学校に行かないと就職できない、勉強についていけないって心の底から信じていたから実際に娘が不登校になったときは地獄に落ちた感じでした。
頭の中は恥ずかしい、高校に行けない、就職できない、社会性ができない、変り者に見られる、親の子育てが間違っていると思われるなどなど。
自分が周りから変人扱いにされるっていう。
自己中心的な最悪な親のプライドでしかありませんでした。
自分の子供が1番辛いのに自分のことしか考えていない私。
この考えが覆されるのに1年かかりました。
子供の味方でありたい
親として適切な対応が出来ないことに落ち込む必要はいっさいありません。
誰でも最初は通る道ですから(笑)
まだまだ道は長く険しい道ですがなんとかなりますよ、きっと。
だから、あんまり深く考えずにいきましょう。
子供が自分で動き出すのを待つんです。
信じてるとかそんな格好いいものではなくて、自分から行動しなければ意味がないから。
担任の先生がよく言う言葉が「学校に来てしまえば楽しそうですよ、だから無理にでも連れて来てください」ってありますよね。
それは間違いではないでしょう。
それも、本当の彼女だと思うから。
でも、「学校に行きたくない」と言う彼女も、本当の彼女です。
決して無理やりは最善とは言えません。
子供の特徴によって対応は変えるべきだから。
私は彼女の伝えたい言動を見守りたいと思います。
助けて欲しいと言われれば何が何でも助けます。
それでいい。
子供と一緒に成長できる幸せ
目標も特になく、なんとなく生きてきた私に、娘はいろんなことを教えてくれました。
不登校は私には無関係と思っていた無知な親でした。
気づかせてくれた娘に感謝しかありません。
子供の迷いに気づかず、あのまま生きていたら私には何も無かったでしょう。
これも人生の勉強です。
経験は1つでも多いほうが幸せになれるから(笑)