不登校の前兆は突然やってくる
小4の娘は一年前のゴールデンウィーク明けから不登校を経験しました。
2学期から母子登校をし3学期は再び不登校に。
そして新学年の4月から一人で連続登校中です。
最近は運動会の練習で頑張っています。
しかし、前兆は突然やってきました。
娘の心の中の感情
不安なことは準備を怠らない
そんなある日、娘は帰宅後近所をマラソンしてくると言い出し、町内を走ってきたのです。
娘は体育は大好きです。
ですが、完璧主義の娘にとって、ひと前で失敗することを恐れています。
そのため、運動会では何とかトップのほうにいるため、不安を消すため、自信をつけるために走る練習をしようと考えたのでしょう。
気持ちを吐き出すこと
娘の小学校では定期的に相談カードを書く習慣があり、いじめや不登校対策に使用されているものです。
その中で「学校に行きたくないことがある」の回答欄の「時々ある」に〇をつけたので先生から理由を聞かれ「疲れたから」と答え、先生は励ましてくれたそうです。
娘は本当の気持ちを先生に伝え話せたことが嬉しかったようで、私に「とてもスッキリした」と話してくれました。
私はそこまで深く考えずに「良かったね」などといつものように対応していたのですが、これが前兆でした。
溢れだす涙
布団の中で突然泣きだした娘は理由も言わず11時まで泣き続け、疲れ果て眠りついたのです。
私は、悪夢のような1年前が頭をよぎりました。
翌朝、娘は自分で保冷剤を持ち出し、腫れたまぶたを冷やし始めました。
しかし、これはもうなるようにしかならないので少し冷たいようですが何も言わずに様子をみることに。
自由を得るために何かを我慢する
予想通り娘は「行きなくない」と小声で発したあと、突然泣き出したのです。
私は、何も言わず娘を抱きしめました。
娘「今日、学校に行くから来週の火曜日に休んでもいい?」
私「いいよ」
すると少し安心したのか準備をし始めたのです。
日曜日は運動会で月曜日は振替休日、もう一日休みたかったのでしょう。
休み明けって大人でも行きたくないですよね。
娘は自分の中で交換条件として今は頑張るから、そのあとは休んでいいよね?
ということを母親に受け止めて欲しかったのだと推測します。
不安なのは親である私だった
私の気持ちは不安でいっぱいでした。
今日、学校へ行ったとしても娘の心の中は晴れないかもしれない、無茶させたかもしれない。
私の頭の中はそんな不安がずっと残ったままでした。
登校後、担任の先生へ電話を入れて昨晩からの娘の様子を伝え、励まして欲しいとお願いしたのです。
そのあとも学校からの電話がくるかもしれないと不安は残ったままです。
私は放課後、学校で仕事をしている関係で先生に娘の様子を聞くことができたので、
その日のことを教えてもらいました。
娘は午前中、腹痛を訴えて保健室で横になっていたようです。
それでも給食を完食ではないものの午後は授業も受けたようでした。
先生も声かけや会話などして頂いたようで、帰宅後の娘は朝よりは元気でした。
そんな1日を終え、安心どころか改めて不登校の深さを感じました。
今日やっと終わった、また明日がくる、そして毎日の不安は続きます。
今日はここまで。