不登校の子供が勉強しなくても大丈夫な理由
2017年の5月のゴールデンウィーク明けから不登校になり夏休み明けから母子登校中の小3の娘。
不登校の子供にとって夏休みや冬休みは「学校に行かなければいけない」という固定観念から一時的に開放される待ちに待った長期の休みとなります。
冬休みには旅行の予定があるので、娘は休みに突入して即宿題に取り組んでいました。
しかし、不登校中は自宅でも勉強を一切していなかったため1学期の授業分は全く理解できず、わからない箇所は答えを見ながら書き写す作業を一生懸命してました。
不登校の子供が勉強をしない原因
勉強にやる気が出ないから
勉強をする意味がわからない
不登校の子供が家で勉強を頑張っているのを聞いたことがありません。
勉強が大切なものだとは頭では理解していますが、今の自分にとって勉強は必要ではないと思っているのでやる気が出ないのは当たり前です。
勉強に限らず、知識として得るためには興味が必要ですよね。
現にゲームや遊びなどは時間を忘れて集中しているのを見たことがあると思います。
不登校の子供が昼夜逆転してゲームばかりして悩む親御さんが多いですね。
しかし、それはしょうがないことと理解しましょう。
自分だったらどうでしょう。
やる気が出ない日もありますよね?
ボーッとして仕事をしていたり、身が入らないときもあるはずです。
よく、子供は勉強をするのが仕事だとか言う人がいますが…。
どうして子供だけが夢を持って、夢に向かって、将来を考えてとか訳の分からない恩着せがましい言葉を教え込まれるのか不思議でなりません。
学習障害などでついていけない
学習障害とは「読む」「書く」「計算する」「話す」ことに時間がかかったり、理解に苦しむことです。
子供の頃に学習障害だとわかれば早めの対処法もあり、都市部などのごく一部ではパソコンを使用して周りの子供たちと一緒に授業を受けている実例もあります。
ただし、これは地方などの小さな学校では予算や人員なども問題もあり簡単にはいかない場合もあります。
ですが、子供が学習障害だとわからずに、「勉強が出来ない子」として勘違いされていくと疎外感から不登校になり勉強をしなくなることが多いことも問題の一つです。
パソコンなどでの勉強方法を取り入れることにより勉強ができないのではなく、方法が間違っていたことで本人のやる気が改善出来ればいいわけです。
問題点が改善されることで道は開けてきます。
不登校の子供に勉強を促すのは逆効果
勉強が学校復帰のきっかけにはならない
親だけが将来を心配して勉強してほしいと思っています。
勉強ができれば学校復帰ができると信じているのかもしれませんが、それは子供にとってプレッシャーでしかないのです。
それどころか、「学校に行かないなら、せめて家で勉強して」という言葉は子供を追い詰め、学校復帰は遠のいでしまいます。
そもそも、勉強ができれば学校復帰するものだと勘違いしている方も多いようです。
学校復帰ができれば勉強はおのずとするものです。
親の心配は無意味
不登校に限らず、子供のストレスは重大なことに繋がるかもしれないのです。
それなのに親が勝手に子供の将来を心配して勝手に悩むのは全て親の身勝手からくるものです。
自分の子供でも一人の人間です。
私たち、親が支配できるはずもなく、ましてや思い通りにしようという考えが間違っていることに気づくことです。
いつかは自立していくわが子供に自由な生き方を選択させることが親の役目です。
不登校の親を経験して、子供を支配して挫折をさせないことより、失敗して自立させることの方が大事だと思いました。
まとめ
学校は必要なのかは自分で決める時代になってきています。
まだまだ、学校には行くものだという考えは根強く、法律的にも時間のかかる課題です。
やる気になれば家でホームスクーリングなどインターネットによる学習もできますし、
外国ではこの方法をとる家庭も多いと聞きます。
また、地域の教育センタやーフリースクールなども子供が行く気になるなら利用する価値もあります。
しかしながら、経済的にも負担がかかるのも事実です。
また、地方だと選択肢が狭く、どうしても家にこもったままになるケースも避けられません。
以下の著書で、吉田さんの娘さんは小中高と不登校だったのに一念発起で大学受験目前に勉強をし始め合格したそうです。
それも小学校からの勉強ですよ!
人間やる気になればゲームのように集中して勉強に励むものだと希望が湧きました。